ホームポジションの覚え方(大人・シニア向け)
公開 2026年9月26日
左手の人差し指を F、右手の人差し指を J に置きます。この2つのキーには小さな出っぱりがあり、見なくても指で探せます。残りの指は、となりのキーに1本ずつ並べます。
覚えるのは「キーの場所」より「打ったら F と J に戻る」ことです。戻る場所が決まると、ほかのキーの位置も少しずつ手が覚えます。
指の置き場所
| 指 | 左手 | 右手 |
|---|---|---|
| 人差し指 | F(出っぱりあり) | J(出っぱりあり) |
| 中指 | D | K |
| 薬指 | S | L |
| 小指 | A | ;(れ) |
| 親指 | 2本とも スペースキー の上に軽く | |
人差し指は2列ぶんを受け持ちます。左の人差し指は F と となりの G、右の人差し指は J と となりの H です。上の段・下の段のキーも、置いた指のまっすぐ上と下を受け持ちます(左の中指なら E・D・C)。
覚え方は「出っぱりを探す」から
- F と J の出っぱりを指でなぞる。キーの表面の手前寄りに、小さな横線か点があります。ほとんどのキーボードにあり、ノートパソコンにもあります。
- 人差し指を2本とも出っぱりに乗せ、残りの指をとなりに並べる。左は A・S・D・F、右は J・K・L・;(れ)です。
- 1文字打つたびに、人差し指を出っぱりに戻す。最初は1文字ごとに戻して確かめてかまいません。
- 手元を見るのは、指の置き場所がずれたときだけ。ずれたら出っぱりを探し直します。
いきなり手元を見ずに打つ必要はありません。はじめはキーボードを見ながらでよく、「戻る場所」だけ守るのが続けるこつです。
日本語でよく使うキーは、このサイトのお題で数えると
「どのキーから覚えればいいか」を確かめるため、このサイトの練習のお題193問(はじめて73問・ふつう60問・むずかしい60問)を、練習画面に出る打ち方のとおりにローマ字にして、押すキーを数えました(2026年9月26日)。合計3,994回のキー入力です。
| 分かったこと | 割合 |
|---|---|
| 母音(A I U E O)が、押すキーのほぼ半分 | 48.7% |
| いちばん多いのは A(左手の小指) | 14.4% |
| ホームポジションの段(A〜L)+上の段の母音 I・U・E・O で | 68.3% |
| F と J のキーそのものを押す回数 | 0.7% |
ここから言えることは3つです。
- F と J は「押すキー」ではなく「戻る場所」。押す回数はわずか0.7%です。出っぱりは、指を置き直すための目印です。
- A を小指で押せると、全体の7分の1が楽になる。人差し指で A まで手をのばすと、そのたびに手の位置がずれます。
- ホームポジションの段と、上の段の母音 4つで、打つキーの約7割。日本語のローマ字入力は、1文字ごとに母音を打つからです。
数え方: 「し」は si、「ん」は nn のように、練習画面のガイドに最初に出る打ち方で数えました。shi で打つ方は H が少し増えます。お題は暮らしの言葉・あいさつ文・ことわざで、ほかの文章では割合が変わります。
先に覚えると早いキーの順番
- ホームポジションの8つ(A S D F / J K L ;) — 指を置いた場所。とくに A(左小指)。
- 上の段の母音 4つ — I=右の中指、U=右の人差し指、O=右の薬指、E=左の中指。どれも、置いた指をまっすぐ上にのばした所です。
- よく出る子音 — お題では N(8.4%・右人差し指)、S(7.0%・左薬指)、T(5.9%・左人差し指)、K(5.8%・右中指)、M(4.6%・右人差し指)の順でした。
- 残りのキー — 「、」は ,(右中指)、「。」は .(右薬指)、のばす音「ー」は -(右小指)です。
ここまでで、ふだん打つ日本語のかなりの部分がそろいます。ローマ字の打ち方そのもの(「っ」「ん」など)は、ローマ字入力の早見表にまとめています。
大人・シニアがつまずきやすいところ
A を人差し指で押してしまう
小指は力が入りにくく、つい人差し指で押したくなります。A は一番よく押すキーなので、ここだけは遅くても小指で押すようにすると、手の位置がずれにくくなります。
右手が1つ右にずれる
右の人差し指が K に乗っていると、打つ文字が全部1つずれます。打ち間違いが続いたら、まず J の出っぱりを探し直してください。
手首をキーボードの手前に置いて、指が上の段に届かない
手首を机に押しつけると、上の段(I U O E)に指が届きにくくなります。手首は軽く浮かせるか、キーボードの手前にタオルなどを置いて高さをそろえると楽になります。
キーボードの文字が大文字なのが気になる
刻まれているのは大文字ですが、そのまま押せば小文字で入ります。日本語を打つときは Shift キーを使いません。
「ゆっくりタイピング」は、つぎに打つキーがキーボードの図で光り、その下に並んだ指10本のうち、使う指だけ色が変わります。F と J には印をつけています。時間制限はありません。
練習を始める(無料・登録不要)「はじめて・5問」は、お題の平均で31回ほどのキー入力です。数分で終わります。
よくある質問
- ホームポジションは覚えないといけませんか?
- 手元を見ながら打つだけなら、なくても打てます。手元を見ずに打てるようになりたいときは、指の戻る場所が決まっていないとキーの位置を覚えられないので、覚えるのが近道です。
- F と J の出っぱりはどこにありますか?
- F と J のキーの表面の手前寄りに、小さな横線か点の出っぱりがあります。ほとんどのキーボードにあり、ノートパソコンにもあります。指先でなぞると分かります。
- A を小指で押すのがつらいです。
- はじめは誰でも小指が遅く、力も入りにくいものです。ゆっくりでよいので小指で押し続けると慣れてきます。このサイトのお題では、A は打つキー全体の14%をしめる一番よく押すキーなので、ここを小指で押せると後が楽になります。